2010年07月21日

お薦めライトノベルガイドブック(ソノラマ文庫から電撃文庫・講談社ノベルスまで)


ライトノベル☆めった斬り!

ライトノベル☆めった斬り!

  • 作者: 大森 望
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2004/12/07
  • メディア: 単行本



高千穂遥『クラッシャージョウ』・氷室冴子作品から有川浩『空の中』・西尾維新作品・成田良悟『デュラララ!!』・谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』まで新旧の名作群をめった斬り!

一冊の情報量としては凄いです!
今までに出たライトノベル系ガイドブックで一番の密度ではないでしょうか?
間違いなく、少女系ライトノベルの紹介量は突出しています。
男子女子系レーベル比=6・4位。女子系のガイドブックは貴重です……

紹介されている代表的ライトノベルレーベル
(電撃文庫、角川スニーカー文庫、富士見ファンタジア文庫、講談社ノベルス、講談社BOX、ファミ通文庫
 角川ビーンズ文庫、MF文庫J、メディアファクトリー文庫、コバルト文庫、ソノラマ文庫)


ライトノベル完全読本 (日経BPムック)

ライトノベル完全読本 (日経BPムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2004/07/24
  • メディア: 単行本



ライトノベル30年史の情報量が凄いです!あとライトノベルの源流を作ったといわれる
平井和正さんへのインタビューが電撃文庫で書いた作品紹介とともにあります。
あとは主要レーベルの特色一覧(代表的作家・代表作品)とガンダム小説大全があります。
内容としては、少年・少女レーベル=9・1の割合で割いています。


このライトノベル作家がすごい!

このライトノベル作家がすごい!

  • 作者: 『このミステリーがすごい!』編集部
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2005/03/29
  • メディア: 単行本



人気ライトノベル作家へのインタビュー集になります。
主な作家に時雨沢恵一、成田良悟、橋本紡、桜坂洋、桜庭一樹、ヤマグチノボルほか。
壁井ユカコ、有川浩、鎌池和馬らは対談の形で参加されています。
電撃文庫組が多いです。


このライトノベルがすごい! SIDE-B

このライトノベルがすごい! SIDE-B

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2008/08/07
  • メディア: 単行本



人気イラストレーターへのインタビューとライトノベルレーベルの始祖とされる
朝日ソノラマの「ソノラマ文庫」の特集が目玉です。
ソノラマ文庫が休刊してしまった今となっては、
編集長へのインタビュー録と「刊行作品一覧」の目録は大変貴重かと……


ダヴィンチ 2008/04月号

ダヴィンチ 2008/04月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: 雑誌



第一特集は『ライトノベルは終わったのか?』
現時点、最新のライトノベル作品書評になります(毎年末ガイドブックは出ています)

桜庭一樹さんが7人目のライトノベル出身の直木賞受賞作家となったことで、次に獲る次世代の直木賞作家はこの人だ!
と、既に一般文芸で本を出している作家の中から6名、今後一般でも活躍を見込まれる文章力のある新人作家を数名、また大手レーベルの編集部からそれぞれ「うちのイチ押し本」の紹介があります。

他にもガイドブックを読んでいますが、上記5点を特にオススメします。
乙一、冲方丁、小川一水は10代でデビューしているんですね。

最新の人気ライトノベル作品の手引きとしては、
このライトノベルがすごい! 2010』が良いかと思います。

人気ライトノベル作家の変遷が分かります。
(鎌池和馬、成田良悟、井上堅二、伏見つかさ、雪乃紗衣、
 ヤマグチノボル、支倉凍砂、平坂読、竹宮ゆゆこ、葵せきな、あたり今が旬な様です。)

【関連する記事】
posted by 七草〔図書館戦争、面白い〕 at 22:04| Comment(0) | ライトノベル書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

芥川賞直木賞発表!冲方丁『天地明察』の結果は─?


乙女の密告

乙女の密告

  • 作者: 赤染 晶子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 単行本




小さいおうち

小さいおうち

  • 作者: 中島 京子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/05
  • メディア: 単行本




第143回芥川賞は赤染晶子氏『乙女の密告』、直木賞は中島京子氏『小さいおうち』が受賞!
冲方丁は受賞ならず……。次回に期待ですね。
8人目のライトノベル出身作家受賞とはならなかったか……
両作品読んでいない、と思ったら『乙女の密告』はまだ単行本化されていないんですね……。
単行本化されました。

(芥川龍之介賞候補作品)
・赤染晶子 「乙女の密告」(新潮6月号)
・鹿島田真希「その暁のぬるさ」(すばる4月号)
・柴崎友香 「ハルツームにわたしはいない」(新潮6月号)
・シリン・ネザマフィ 「拍動」(文學界6月号)
・広小路尚祈 「うちに帰ろう」(文學界4月号)
・穂田川洋山 「自由高さH」(文學界6月号)

(直木三十五賞候補作品)
・乾ルカ  「あの日にかえりたい」(実業之日本社)
・冲方丁  「天地明察」(角川書店)
・中島京子 「小さいおうち」(文藝春秋)
・姫野カオルコ 「リアル・シンデレラ」(光文社)
・万城目学 「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」(筑摩書房)
・道尾秀介 「光媒の花」(集英社)

……しかし、「冲方丁」うぶかたとうと変換しても出ないんですよね。沖方丁なら出るのに。


posted by 七草〔図書館戦争、面白い〕 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月15日

ライトノベル出身作家の芥川賞直木賞受賞の系譜━冲方丁がこれに続くか?

ライトノベルでデビューした作家が
活動の場を一般文芸に移籍・越境した人は昔からいますが、
一般的な評価を受けているのか……?

気になりましたので、
世間的に評価の高い文学賞を受賞しているライトノベル出身作家をまとめてみました。

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<芥川龍之介賞受賞>略称・芥川賞
・現在0名。候補作として挙がった実績は有り


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<直木三十五賞受賞>略称・直木賞
・桐野夏生(野原野枝実名義)
   受賞作   『柔らかな頬
   デビュー作 『恋したら危機(クライシス)! (MOE文庫―スイートハート)
         ※少女系ライトノベルの前にロマンス小説を書かれています。
・山本文緒
   受賞作   『プラナリア
   デビュー作 『プレミアム・プールの日々』(集英社コバルトノベル大賞佳作。アンソロジー所収)
          コバルト・ノベル大賞入選作品集〈5〉 (集英社文庫―コバルトシリーズ)
・唯川恵
   受賞作   『肩ごしの恋人
   デビュー作 『海色の午後 (集英社文庫)』(コバルト・ノベル大賞受賞。アンソロジー所収)
          集英社コバルト・ノベル大賞―入選作品集 (2) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)
・村山由佳
   受賞作   『星々の舟
   デビュー作 『もう一度デジャ・ヴ (ジャンプジェイブックス)
・京極夏彦
   受賞作   『後巷説百物語
   デビュー作 『姑獲鳥の夏 (KODANSHA NOVELS)』(講談社ノベルス刊行。百鬼夜行シリーズの一つ)
・角田光代(彩河杏名義)
   受賞作   『対岸の彼女
   デビュー作 『お子様ランチ・ロックソース』(集英社コバルト・ノベル大賞受賞。アンソロジー所収)
          コバルト・ノベル大賞入選作品集〈5〉 (集英社文庫―コバルトシリーズ)     
・桜庭一樹(山田桜丸名義)
   受賞作   『私の男
   デビュー作 『アークザラッド (集英社スーパーファンタジー文庫)

現在7名

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<三島由紀夫賞受賞>略称・三島賞
・舞城王太郎
   受賞作  『阿修羅ガール
   デビュー作『煙か土か食い物 (講談社ノベルス)』(メフィスト賞受賞。奈津川サーガの一つ)
・古川日出男
   受賞作  『LOVE
   デビュー作『砂の王〈1〉 (ログアウト冒険文庫―ウィザードリイ外伝)
・佐藤友哉
   受賞作  『1000の小説とバックベアード
   デビュー作『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 (講談社ノベルス)』(メフィスト賞受賞。鏡家サーガの一つ)

現在3名

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<山本周五郎賞受賞>略称・山本賞
・岩井志麻子(竹内志麻子名義)
   受賞作  『ぼっけえ、きょうてえ
   デビュー作『夢みるうさぎとポリスボーイ (集英社文庫―コバルトシリーズ)
・京極夏彦
   受賞作  『覘き小平次
   デビュー作『姑獲鳥の夏 (KODANSHA NOVELS)』(講談社ノベルス刊行。百鬼夜行シリーズの一つ)
・森見登美彦
   受賞作  『夜は短し歩けよ乙女
   デビュー作『太陽の塔』(日本ファンタジーノベル大賞受賞)
・恩田陸
   受賞作  『中庭の出来事
   デビュー作『六番目の小夜子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ)』(のち単行本化)

現在4名

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<本屋大賞>
・恩田陸
   受賞作  『夜のピクニック
   デビュー作『六番目の小夜子 (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ)』(のち単行本化) 
・冲方丁
   受賞作  『天地明察』
   デビュー作『黒い季節』(角川スニーカー大賞金賞受賞)

現在2名

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<大学読書人大賞>
・舞城王太郎
   受賞作  『好き好き大好き超愛してる。
   デビュー作『煙か土か食い物 (講談社ノベルス)』(メフィスト賞受賞。奈津川サーガの一つ)
・森見登美彦
   受賞作  『夜は短し歩けよ乙女
   デビュー作『太陽の塔』(日本ファンタジーノベル大賞受賞)

現在2名

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<江戸川乱歩賞受賞>略称・乱歩賞
・桐野夏生(野原野枝実名義)
   受賞作   『顔に降りかかる雨
   デビュー作 『恋したら危機(クライシス)! (MOE文庫―スイートハート)
         ※少女系ライトノベルの前にロマンス小説を書かれています。

現在1名

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※便宜上、賞のタイトル前に出版社名を加えたものがございます。判別しやすくする為です。

この資料を作成するにあたり以下の資料を参考にさせて頂きました。
ライトノベル☆めった斬り!
ライトノベル完全読本 (日経BPムック)
このライトノベルがすごい! SIDE-B
このライトノベル作家がすごい!
ダヴィンチ 2008/04月号

ライトノベルかの判断は、
(ジュニア・ティーンズノベル・ジュブナイル・ヤングアダルト・少年少女小説表記含む)
上記ガイドブックに沿わせて頂きました。
図書館やブックオフ・アマゾンでも同じカテゴリ棚に置いてあります。

三島賞受賞の東浩紀は、それ以前に書いた
キャラクターズ』は桜坂洋との共著なのでカウントしませんでした。
このライトノベルがすごい! 2009」に掲載はされています。
(『よくわかる現代魔法 (集英社スーパーダッシュ文庫)』のキャラクターが登場する為スピンオフともいえる。)

今回の第143回直木賞に冲方丁著『天地明察』がノミネートされました。(沖方丁、にあらず…)
8人目の受賞となるか期待されます。

posted by 七草〔図書館戦争、面白い〕 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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