2010年09月26日

児童文学作家・はやみねかおるのライトノベル『天狗と宿題、幼なじみ』感想

講談社青い鳥文庫など児童文学レーベルでの本の出版が多い、はやみねかおるが
ライトノベルレーベルで発表した小説。
但し、内容的には中高生向けというより小学生向けのライトミステリーかと思います。

あらすじは、
魔法のように「時」を操る、不可能犯罪!
肝試しに挑んだ少年は誰に襲われたか。

話は、小学校6年生の快人〔かいと〕と春奈の2人が
町一番の高齢のチョーロォに、夏の自由研究の課題で昔の話を聞いているうちに
脱線し、子どもの頃不思議な体験をしたという老人の語りから始まります。
肝試し中、怪我をしたチョーロォの友だちの少年マコトは、
「天狗に突き飛ばされた……」というが、当時みんな分からなかったと。
天狗とはどういうことか。話を聞いた春奈は快人を連れて事件解決に乗り出します。 

このミステリに挑む、快人と春奈はお互いに呼び捨てで話し口調は仲の良い兄弟の様でした。
快人は、勉強が好きでゲームなんて時間の無駄とつきあいでしかしない。
家族や周りの友だちからは、「真面目」「堅物」「取っつきにくい」といわれてる男の子。
春奈は、毎日が楽しければいい、と面白いことにしか関心行動を移さない。
霊感が強くて、可愛い、本格推理小説マニアの女の子。快人に好意を寄せています。

感想としては、
ミステリーとしての謎の部分は解決しますが、主人公たちの自己満足になっている気がします。
状況としては事件解決前より悪化してしまったのではないでしょうか。

同著者の『僕と先輩のマジカル・ライフ』とは主人公を同じくするお話です。
ただ、時系列上こちらは2人とも大学生になっています。

また、『「ミステリーの館」へ、ようこそ−名探偵夢水清志郎事件ノート』にもこの2人は登場しています。


殺意の時間割―ミステリ・アンソロジー〈4〉 (角川スニーカー文庫)

殺意の時間割―ミステリ・アンソロジー〈4〉 (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 文庫




【関連する記事】
posted by 七草〔図書館戦争、面白い〕 at 03:52| Comment(0) | ライトノベル書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。