2010年09月22日

本屋大賞受賞・恩田陸のライトノベル『水晶の夜、翡翠の朝』感想

恩田陸がライトノベルレーベルで発表した小説。
元々、恩田陸はライトノベル出身作家になります。
デビュー作は新潮社ファンタジーノベルシリーズの一冊『六番目の小夜子
(のちに鈴木杏・栗山千明・山田孝之主演、宮村優子脚本で『NHKドラマ化』もされ
人気を受けて、『単行本版』、『新潮文庫版』が再刊行されました。)

あらすじは、
殺人鬼こそ本格ミステリの主役。
湿原に建つ全寮制の学校。悪意のゲーム「笑いカワセミ」に挑むのは、美貌の少年ヨハン!

劇中、名前が出てくる登場人物は、
・天使のような容貌の主人公、ヨハン
・新しくファミリーに加わった2つ下の少年、ジェイ
・スラリとした長身で長髪、精悍な顔立ちの若い男、校長
・数学の英才教育を受けている眼鏡男子、聖
・螺旋階段での仕掛けで首に針金が巻き付き窒息死しかけた2人目の被害者女子、ミサコ
・いつも1人で演劇の稽古に熱中している無愛想な女子、憂理

舞台は、金持ちだが訳ありの生徒がひっそりと全寮制の贅沢な暮らしをしている。
その内の生徒の1人、ヨハンも退屈を持て余していたが、
童謡「わらいかわせみに話すなよ」の歌詞に見立てた事件が相次いで起きる。
一体、犯人の目的は何なのか。

感想としては、
寮やお茶会がキーということもあり作品の雰囲気として、
萩尾望都の漫画『トーマの心臓』の様なイメージが受けます。
ジャンルとしては、ライトミステリーに分類されると思います。

また、同著者の『麦の海に沈む果実』とは
同じ舞台・登場人物が活躍する世界観を同じくするお話でもあります。
読み終えた上で、人にお薦めしたいそう思わせる内容でした。

のちに、アンソロジー集『青に捧げる悪夢』に再収録されました。


殺人鬼の放課後―ミステリ・アンソロジー〈2〉 (角川スニーカー文庫)

殺人鬼の放課後―ミステリ・アンソロジー〈2〉 (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 文庫






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posted by 七草〔図書館戦争、面白い〕 at 23:37| Comment(0) | ライトノベル書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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